競争に苦手意識を持っているHSPの方へ「不安や焦りがなくなる4つのSTEP」

なやみ子
なやみ子

同期と比べて自分はぜんぜんできていない…

ナヤミオ
ナヤミオ

次のプレゼンであいつに負けたらどうしよう

会社での同期との競争に不安や焦りを抱えて、辛い毎日を過ごしていませんか?

私も会社の上司から「●●さん(同期の名前)が1番仕事を覚えるのが早いな」などと比べられ、悩んでいました。

同期が先に進んでいくのを見て、「自分も早くできるようになければ」と焦って行動するも空回り。上司と同期のことを気にしてしまう毎日が辛かったです。

この記事では、競争に苦手意識を持っているHSPの方へ「不安や焦りがなくなる4つのSTEP」をご紹介します。

同期との競争が辛いと感じたときに”どのように考えるか”を知っておくことで、心の負担を減らしていくことができるようになります。

同期との競争に悩んでいたHSPの私もこの考え方のおかげで、辛い毎日から抜け出せました。

もう同期との競争で、不安や焦りを感じたりする必要はありません。

競争社会の中でも心がラクになるマインドを手に入れて、自分らしい働き方をしていきませんか?

MOMO
MOMO

もう、同期と競争とはおさらばしよう

競争社会における不安や焦りをなくす4ステップ

競争に苦手意識を持っているHSPの方へご紹介するのは以下の4ステップです。


STEP①
張り合うのをやめる

STEP②
他人の評価を気にしない

STEP③
苦手を克服するより得意を活かす

STEP④
環境を変える

まず、① 自分の性質を理解し、張り合うのをやめる

そして、②他人の評価を気にするのをやめ、③得意を活かして行動していく

それでもダメなら④思い切って環境を変えてみる

というステップです。

各ステップについて詳しく説明していきます。

ステップ① 張り合うのをやめる

ステップの1つ目は、「張り合うのをやめる」ことです。

なぜなら、HSPが対等に張り合おうとすると余計に苦しくなるだけだから

HSPとそうでない人とでは競争に対する心理的負担が大きく異なります。

競争に対する性質の違い

HSPは、刺激に敏感な性質を持っています。
競争のような刺激的な環境に身を置くと、ストレスや不安を感じやすく、本来の力を発揮できなくなってしまう可能性があります。

一方、外交的な人は挑戦や変化を楽しむ性質を持っています。
そのため、競争のような刺激的な環境に身を置いても、それほどストレスや不安を感じることはありません。

このような性質の違いから、「競争」という土俵においては外交的な人たちが有利になります。

それなのに、対等に張り合おうとするからHSPは苦しくなります。

初対面の人とでも打ち解けたり、自分の意見を率直に伝えたり、外交的な人たちが普通にできていることをHSPが同じようにやろうするのはとても労力がいることですよね。

MOMO
MOMO

HSPにとっては刺激が多すぎて、ストレスになるのね

そもそも性質が違うから、張り合わない

「あの人はあんなに成績がよいのに、自分は全然ダメだ」と感じてしまうのは、そもそも性質が違うので当然のこと。無理して勝とう、追いつこうとする必要はありません。

確かに、競争という土俵においては外交的な人たちが強いかもしません。
しかし、HSPにもHSPならではの強みがあります。

そのことを理解し、誰かと張り合うのはやめましょう。

ステップ② 他人の評価を気にしない

ステップ2つ目は、「他人の評価を気にしない」ことです。

その理由は2つあります。

自己肯定感が低いHSP

まず1つ目の理由は、もともと低い自己肯定感がさらに下がるから。

HSPは自分に自信がなく、自己肯定感が低い傾向にあります。

自身のなさを補おうと高い目標を掲げて頑張りますが、周りからの悪い評価を受け止めてしまうと、さらなる自己肯定感の低下につながります。

負のスパイラルにまっしぐら。


「仕事のスピードが遅い」と上司から言われたことがありました。

自分でもそうだと感じてたし、早くできるように努力していましたが、改めて上司から言われるとやはりショックでした。

人一倍頑張らないとと自分に言い聞かせて行動するも、空回りしてうまくいきません。

自分はなんてダメなんだと落ち込む日々でした。

相手軸で動いてしまうHSP

2つ目の理由は、相手軸になってしまうから。

HSPは、表情や言動から相手の感情を敏感に察知することができます。

上司の顔色を伺ったり、期待に応えようと、相手のことを第1に考えて動いてしまうがちです。
そのため、自分の気持ちや考えは後回しに。


私は仕事のスピードが遅かったので、早くできるようになりたいと頑張っていました。

それは自分のためでもあるけれど、何よりも上司の期待に応えたいと思っていたから。

上司は私の仕事ぶりを気にかけてアドバイスをしてくれる、アメとムチの使い分けが上手な人でした。

しかし、頑張ってもなかなか思うようにはいかず、その期待にプレッシャーを感じるようになっていたのです。

自分軸で働くこと

このように、HSPにとって他人の評価を気にすると悪い方向にいってしまうことが多いです。

ですから、他人の評価をそのまま受け入れるのではなく、参考程度にしましょう。

そして他人軸ではなく、あなたが「何を大切にして働いているのか」をはっきりさせること。

あなたはすでに十分頑張っています。自分だけは自分の味方でいましょう。

ステップ③ 苦手を克服するより得意を活かす

ステップの3つ目は、「苦手を克服するより得意を活かす」ことです。

苦手なことよりも得意なことを活かすほうが、成果が出やすく、自信を持てるからです。

得意なこと・苦手のことの違い

苦手なことをしているときは、苦痛やストレスを感じてしまいがち
失敗や挫折を経験することもあり、自信やモチベーションを失ってしまう可能性があります。

一方得意なことは自然とできることで、ずっとやっていても苦痛を感じません
得意なことを活かすことで、成功体験を積み重ねることができます。

苦手を克服することも大切ですが、得意なことに力を入れることで成果を上げやすく、自信を持てるようになるでしょう。

また、得意なことを伸ばすことで自分の能力をより高めることができます。

得意を伸ばして、自信を持てた

私は歯医者で働いていたのですが、スピード感や臨機応変な対応を求められることが多く、苦手でした。
克服しようと頑張っていましたが、急げば急ぐほど焦って失敗ばかり。

そこで、一度自分のできることに目を向けてみることにしたのです。

私が他の人よりもできると思うのは、患者さんの気持ちに寄り添った丁寧な対応。
これをもっとできるように頑張っていこう。
そう思い、取り組んでいたある日、患者さんへの接遇が評価され、会社から表彰されることになりました。

私は得意なことを伸ばす大切さを実感し、自分に少しだけ自信を持つことができました。

得意を伸ばしていこう

あなたは自分の得意なことを知っているでしょうか。

そして、それを職場で活かすことができているでしょうか。

仕事に不安や焦りを抱えている方はぜひ、確認してみてください。


苦手なことを克服するよりも得意なことを伸ばしていくことで、仕事を楽しみながら成果を上げ、自信を持てるようになります。

ステップ④ 環境を変える

これまでの3ステップを試してみてもダメな場合は、思い切って環境を変えるのがよいでしょう

自分に合った環境であれば、高い能力を発揮できる可能性が高くなるからです。

それぞれの性質を活かせる場所がある

魚は海にいることで泳ぐという能力が生かされるので合って、陸にいても能力は発揮できません。

人間も同じでそれぞれ違った性質を持っており、それを活かすことができる場所があります。

例えば、コミュニケーション能力に長けている人は営業や接客などの仕事に就くことで、その能力を活かすことができます。
データ入力などの黙々と作業する仕事ではそれを活かせません。

職場が変わると、大きく変わった

私も転職をしてきましたが、会社が違うだけでこんなに違うんだとびっくりしたのを覚えています。

転職前の会社では、仕事に対して否定的なフィードバックが多く、自分の能力や成果を認めてもらえないことが多かったです。そのため、自分に自信が持てず、自己肯定感も低下し、自分はダメな人間だと思うようになっていました。

しかし、転職後の会社では、ちょっとしたことでもすごいと周りから褒められたり、役に立っているのを感ることができたのです。

自分の能力や成果を認めてもらえている気がして、自分にもできることがあるんだと少しずつ自信を持てるようになりました。

私はこのような経験から、職場環境がどれだけ重要かということを思い知ったのです。

得意を伸ばしていこう

あなたにはあなたにしかない性質を持っています。

その能力を発揮して、心地よく働いていける場所が必ずあります

だから、無理して今の職場に縛られる必要はありません。

もう一度、自分らしい働き方とは何か自分が求めているものは何か見直してみませんか?

まとめ:不安や焦りがなくなる4つのSTEP


STEP① 張り合うのをやめる

STEP② 他人の評価を気にしない

STEP③ 苦手を克服するより得意を活かす

STEP④ 環境を変える

同期との競争で辛い思いをしているHSPの方は、この4ステップを今すぐ試してみてください。

焦りや不安がなくなっていき、自分らしい働き方に近づくことができるはずです。

自分らしくいられる働き方の第1歩を踏み出しましょう。