知っておくべきHSPの7つの才能:自分らしい人生を歩むために

なやみ子
なやみ子

ほかの人はできるのに、私にはできないことばかりあるの

ナヤミオ
ナヤミオ

僕もだ、みんなが普通にやっていることができないんだよ

周りの人と比べて「自分はできない」「劣っている」と感じたことはありませんか?

  • あの人は誰に対しても気さくに話しかけているのに、自分は緊張してしまう
  • 同僚たちが話している輪に入っていくのは勇気がいる
  • 自分の意見を言うのに考えすぎて時間がかかってしまう


私自身も人と比べて「できない」「あの人みたいになれたらな」と思うことが多くありました。


HSPは自己肯定感が低い傾向があり、ポジティブな面よりもネガティブな面に目を向けがち。

HSPの多くが自分に自信を持つことができずに悩んでいます。

しかし、あるとき読んだ本でHSPにしかない特別な才能がたくさんあると知りました。


周囲の人と比較するのではなく、自分にある才能に目を向けること。

その才能をうまく活かしていくこと。

そうすることで自己肯定感は上がり、ありのままの自分らしく生きていくことができるのです。


つまり、自分らしい生き方を歩んでいくにはまず、自分にどのような才能があるか知ることが大切です。

そこでこの記事では、HSPが持つ素晴らしい才能を紹介していきます。

自分が持つ才能を理解し、その才能をうまく活かしていくことで、より自分らしい人生を歩むことができるようになります。

私も自分の得意なことが何か分からず、自信を持てないまま生きてきました。

仕事でうまく才能を発揮することができず、落ち込む日々。

しかし、HSPの才能を知ってから自分の得意なことに気付くことができました。

そして、それを活かせる仕事をしようと転職を決意したのです。

その結果、今の職場ではクリエイティブな能力を発揮してのびのびと働くことができています。

自分のやったことが周りの人の役に立っているのだと感じることができ、自信にもつながっています。


できないことも多くありますが、私にしかできないこともあるんだと感じることができるようになりました。


MOMO
MOMO

”自分の得意を理解すること”は自分らしい人生を歩む第1歩なのよ

敏感さは生まれ持った性質

HSP(Highly Sensitive Person/ハイリー・センシティブ・パーソン)は、エレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念。

生まれつき敏感で、周りからの刺激を過度に受けやすい人のことを指します。


HSPは普通の人よりも繊細な感受性を持ち、音や匂い、視覚などの感覚に対して敏感です。

他の人が気づかないような微妙な感情の変化を察知することができます。

HSPの敏感さは、「神経質」や「真面目」などと個人の性格によるものだと誤解されてきました。

しかし、アーロン博士の行った調査により「敏感さは生まれ持った性質」だということが明らかになったのです。

先天的な気質、生まれ持った性質であり、決して病気ではありません。

「生まれつき髪の毛が茶色い人」がいるように、HSPは「生まれつき繊細な人」というわけです。

それでは、敏感な人とそうでない人は、いったい何が違うのでしょうか。



アーロン博士によると、脳のシステムに違いがあると言われています。


HSPの脳のシステムは他の人と異なり、細かな違いや感覚に対して非常に敏感です。

他の人が気づかないような小さなことに気づく神経システムを持っています。

つまり、HSPが外の刺激に対して敏感に反応してしまうのはごく自然なこと。

HSPの「敏感さ」は生まれ持った特別な才能とも言えます。



自分は他の人とは違う性質であると、否定的に捉えることはありません。

HSPには、他の人にはない素晴らしい能力があるということを理解しましょう。

自己肯定感が低い理由

なやみ子
なやみ子

敏感さも1つの長所だということはわかったわ。だけども、自信が持てないのよ


HSPの多くは、自分自身に対して自信が持てず、自己肯定感が低いが傾向があります。

どうしてHSPは自己肯定感が低くなってしまうのでしょうか。

これは、周囲の環境や社会による影響が考えられます。


多くの社会や職場で、コミュニケーションスキルや社交性、積極性などが重視される傾向があります。

敏感ではない人、つまり「外交的でタフな人たち」が評価される社会。


HSPは「深く物事を考える内向的な人」として位置づけられ、大きく評価されることがありませんでした。

そんな状況下で、外向的な人たちと比較してしまい、次第に自信を失ってしまったのです。

それでも、HSPは周囲に適応しようと努力してきたことでしょう。

  • 本来の自分を封じ込めて、違う自分になろうとしてきた
  • 気にしすぎはやめて、もっと強い心の持ち主になろうとした
  • 自分が苦手なことでも取り組んできた


しかし、このよう無理な変化は難しくて続かないもの。

努力してもうまくいかなかった経験から自分に自信をなくし、結果的に自己肯定感が低下していったのです。

敏感ではない人たちの世界の中では、HSPが持つ素晴らしい長所は見過ごされてきました。


しかし、HSPであることは必ずしもネガティブなことばかりではありません。

HSPが持つ繊細さや深い感受性は、新たな可能性をもたらす素晴らしい才能です。



大切なことは自分の才能や長所に目を向けて、それを活かすこと。

自分の敏感さを否定的に捉えることはありません。

自分を肯定し、自己肯定感を取り戻すことでありのままで自分で生きられるようになるでしょう。

HSPの才能

HSPの持つ素晴らしい才能を7つご紹介していきます。


これらの能力はすべての人に共通して備わっているというわけではなく、人それぞれによって強さが異なります。

自分自身で特に強く感じる能力を見つけて、これからの生活の中で活かしてみましょう。

深く考える力

HSPの能力は、1つの物事に対して深く考えること

問題の本質や原因を深く理解し、それに基づいて最適な解決策を見つけます。


物事を深く考える際、多角的な視点から物事を捉えることも得意です。

自分の視点だけでなく、他の人の視点や状況も理解しようと努めます。



さらに、調査や探求を始めると深く掘り下げることができます。

それは単に情報を得るだけでなく、その意味や関連性にも興味を持つから。

このため、専門的な知識を獲得することにつながります。

この能力はどのように役に立つ?

深く考えることは、問題解決において非常に役立ちます。


たとえば、仕事のプロジェクトで課題があるときやプライベートで問題が起きたとき。

その問題の本質を深く理解することで、最適な解決策を見つけることができます。



また、特定の分野においての専門家になることもできます。

自分の興味・関心のあるテーマについて調査や探求を進め、専門的な知識を獲得することで、それが仕事につながるかもしれません。

リスクを回避する慎重さ

HSPは、計画的で慎重なアプローチが得意。

行動に移す前によく観察し、じっくりと熟考する姿勢を持っています。

状況や選択肢を慎重に検討し、将来の可能性や様々なパターンをあらかじめ想定することができます。

この能力はどのように役に立つ?

この慎重さのおかげで、失敗や困難につながるものを察知しやすくなります。


仕事で新しいプロジェクトを始めるときや旅行に行くとき、高価な買い物をするときなど。

失敗したり、不運に見舞われるのを避けることができます。


慎重さは日常生活のあらゆる側面で役立つことでしょう。

洞察力と共感力の高さ

HSPは相手の感情を読み取ることが得意です。

相手の表情や言葉、声のトーンなどの些細な変化やサインから、相手の感じていることを察知することができます。


また、相手の感情や状況を理解し、その感情に強く共感することもできます。

映画やドラマをみて、感情移入してしまう方は多いのではないでしょうか。

相手の感情や状況が、まるで自分のことのように感じてしまうのです。

この能力はどのように役に立つ?

周囲の人々の感情やニーズに敏感に気づくことができるため、サポートする際に役立ちます。

微細な変化やサインから相手の状況や気持ちを読み取り、必要な支援や援助を提供することができるのです。


たとえば、元気のない同僚がいたら声をかけて励ましたり、歩きにくそうな人がいたら手を貸してあげる。



このようなサポートは、信頼関係を築くことにもつながります。


人間は自分が困難な状況のときに寄り添ってくれる人に対して、自然と信頼を抱くものです。

手助けすることで、相手が自分を大切に思っていると感じる要因となります。

相手はあなたに対して素直な気持ちや考えを共有するようになり、深い絆が生まれるかもしれません。

誠実で責任感がある

HSPは誠実で、全ての物事の責任を取ろうとする傾向があります。


嘘をついたり、ルールを破ったり、自己中心的な行動を取ったりすることはほとんどありません。

悲しみや困難を感じている人がいれば、助けようとする。

雰囲気が悪いと感じたときには、積極的に改善しようと行動する。



HSPは幼少期から人々の感情や雰囲気を鋭く感じ取ることができました。

相手が不機嫌だったり、不穏な空気を感じたりすると、周囲の人々の調和や平和を保とうと責任を取ってきたのです。

この能力はどのように役に立つ?

誠実さと責任感は、家族や友人、職場などでの関係性を強化します。

相手との信頼を築き、良好な関係を構築します。


たとえば職場のチームワークにおいて、雰囲気が重苦しいと感じたとき。

メンバー同士の関係を深めようと話し合う場を設けたり、メンバー1人1人の話を聞き、問題点を見つけ出したり。

適切なサポートや配慮を行うことで、感情的な対立を和らげることができます。

感受性が高い

HSPは、細かな情報や感覚を繊細に感じ取る力があります。

感じ取った情報や感覚は心に深く響き、感動や喜びで満たされます。

この喜びや感動は、HSPではない人と比べてとても大きいものです。

この能力はどのように役に立つ?

感受性が高いことは、人生のさまざまな瞬間をより深く楽しむことができるということです。


美しい自然の景色や心地良い音楽。

絵画や彫刻などの芸術作品に触れたとき。

他の人よりも豊かな感情や経験を得ることができるのです。


この能力は、日常の小さな幸せを大切にし、人生の中での特別な瞬間を強く感じることができるでしょう。

些細な違いを察知できる

HSPは小さな違いや変化に気づくことが得意です。

それは、音やにおいなどの些細な違いを敏感に察知できるから。


他の人が気づかないようなことや日常で見逃しがちなことも、しっかりと感じ取ることができます。

この能力はどのように役に立つ?

環境の変化に気づきやすいことで、大事な情報や出来事を見逃すことなく把握することができます。


これは、日常のさまざまな場面で役に立ちます。

例えば…

  • 食材が腐ったニオイがするので、食べるのをやめる
  • 家の中で異常な音や匂いを感知し、火災や故障の早期発見に繋げる
  • 車のエンジン音がいつもと違う場合、早めに修理を依頼する


さらに、人との関わりの中でもこの能力は役に立ちます。

相手の微妙な表情や声のトーンの変化を感じ取ることで、相手が普段と違う状態であることに気づくことができます。

豊かな想像力

HSPは豊かな想像力を持っています。

1つの情報をもとに、たくさんのアイディアやイメージを思い描き、考えることが得意です。

この能力はどのように役に立つ?

クリエイティブな活動において才能を発揮することができます。

創造性の高い仕事やアートや文学、音楽などの表現活動において、さまざまな思考や想像力を組み合わせて、新しいアイディアや芸術作品を創り出します。

作家やアーティスト、思想家の多くがHSPと言われています。



また、この豊かな想像力のおかげで、1人で過ごす時間を楽しむことができます。

たとえば、読書や創作活動、自己探求など。

自分自身の中に深く没入するので、1人でいるときに退屈することはほとんどありません。

まとめ:自分の才能や長所に目を向けること


HSPが持つ素晴らしい才能を7つご紹介しました。

HSPは周囲の人と比べて自分の短所ばかりに気を取られ、自信を失いがち。

しかし、自分のできないところばかりでなく、長所や才能にも目を向けていきましょう。


その才能を上手に活かすことで、より自分らしい人生を築いていくことができるようになります。